2022.10.2
ジュエリーの基礎知識①ゴールド素材について「ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドの違い」
対象 初級者★
「ゴールド」というと、金色を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
シルバー色や銅色なのに金素材ということがジュエリーの中ではあります。
金素材なのに、色々なカラーがあることを学んでみます。表記にも特徴があるので、すぐに見分けることが出来ます。
ゴールド表記について
種別 | 表記方法 |
イエローゴールド | K18YG、K14YG、K10YGなど、YG表記があるもの。YG = Yellow Gold |
ホワイトゴールド | K18WG、K14WG、K10WGなど、WG表記があるもの。WG = White Gold |
ピンクゴールド | K18PG、K14PG、K10PGなど、PG表記があるもの。PG = Pink Gold |
ゴールド素材について
特徴 | メリット |
イエローゴールド | K18イエローゴールドは、金75%に残りの25%に銀や銅などの金属を混ぜています。 K18イエローゴールドは安定した素材で、ジュエリーの地金として使用しても変色・変質が少ないのが利点です。 そのため、永く見た目の変わらないジュエリーを身に着けたい人におすすめです。 |
ホワイトゴールド | K18ホワイトゴールドには、金75%にパラジウムなどの白色系の金属を25%混ぜ合わせてつくられています。 K18ホワイトゴールドは混ぜ合わせている素材の関係でわずかに黄色がかかった色になってしまうので、 ほとんどのホワイトゴールドジュエリーに「ロジウム」という金属で加工をして白さを出しています。 |
ピンクゴールド | K18ピンクゴールドは、金75%に残りの25%に銅、銀、パラジウムを混ぜ合わせてつくられています。 K18ピンクゴールドのカラーは銅の割合で異なり、銅の割合が多くなればなるほど深いピンクになります。 |
ゴールド素材のお手入れ方法
お手入れ方法 | デメリット |
イエローゴールド | 柔らかい布やジュエリークロスなどで汗や汚れを拭き取るようにしてください。 傷などが目立つ場合は、修理に出すことをお勧めします。 |
ホワイトゴールド | 長年使用していくとロジウムコーティングが劣化し薄くなります。 薄くなった場合は、再度ロジウムコーティングを施し、綺麗な状態へ戻りますが日常のケアで劣化しにくくなります。 中性洗剤を混ぜた水に浸けて、柔らかい歯ブラシで汚れを優しく取り除き水でしっかり洗い流しましょう! |
ピンクゴールド | ピンクゴールドは変色に注意してください。 ピンクゴールドに含まれる銅や銀の性質により、日常生活による汗や皮脂・化粧品などに反応して変色が起きやすくなります。 また、温泉やスポーツをする時や海に入る際はジュエリーを外し、着用後はやわらかい布で拭くなどのお手入れをすることで変色を防げます。 |